このページで紹介する宿場は中山道69次の25番望月宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡、または残っていないものも紹介しています。
中山道史跡専門のガイドブックのように活用できるよう心がけて編集していますが、特に個人的興味は江戸時代の中山道なので東山道時代または明治期以降の史跡についてはあまり関心を払っておりません。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
各宿場の境は中山道69次資料館館長 岸本豊氏の著書を参考に設定しています。異議・異論ある方いらっしゃいましても暖かくスルーしてください。
中山道69次の25番望月宿情報
基本情報
望月宿は駒(馬)の名産地だったそうで、望月の名前の由来も満月(望月)の日に合わせて朝廷へ名馬を献上したことから来たとか。
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
道路沿いの看板が出ているので見つけるのは簡単。
高札場位置
大森家本陣敷地の大半が現在は歴史民俗資料館になっていてそこの前に高札場があったようだ。
無料駐車場位置
1.歴史民俗資料館の駐車場が短時間なら留めても良さげかなと思うが実際には不明。
2.望月町商工会館の駐車場が望月宿への観光客のためのオフィシャル無料駐車場っぽい雰囲気がある。表にトイレ看板も掲示しているので。
各史跡について
取材日
ほぼ下調べせずに行くとほとんど見損なって帰ることになるが、2度3度と行くうちにいろいろ見えてくるのがまた楽しいのだ。
- 2021年6月5日
- 2022年7月23日
- 2023年1月7日 宿場内ではなく付近の史跡を重点的に見て回った
写真とコメント
史跡望月牧と野馬除
朝廷の直轄牧場である御牧があったところ。野馬除というのは馬が脱走しないように設けた柵だそうな。周囲数キロに渡って土塁だとか木の柵だとか作ったらしい。
瓜生坂
実際の瓜生坂とはここのことでさきほどの一里塚から1キロ弱京方面に進んだところの道から崖を下る細い道がある。ここがもともとの旧中山道だったようで歩いて少し降りてみたがかなり急な坂が少々続く。
▼こちらが坂を降りきったところから見上げたところ。左が新しい車道で右が瓜生坂。
中山道長坂石仏群
特にわざわざ見に行く必要はないかなというところだがせっかく近くまで行ったので見に行ってみた。
道が狭いのと駐車スペースがないため自動車では上がりきれないので手前のどこかに停車して見に行くべし。
望月新町跡碑
江戸時代中期の洪水で家屋が多数流され道が迂回するようになりその碑が残る。道は狭いが自動車でもなんとか通れそう。自分は辞めといたが。
旅館井出野屋
昔の映画であるが「犬神家の一族」のロケに使われたという。現在では営業をしていないが建物だけはずっと残っていてほしいものだ。
大森家本陣
▼大森家本陣の敷地の一部はお医者さんになっていて、大半は現在歴史民俗資料館になっている。
鷹野家脇本陣
▼大森家本陣の向かいにある。
旅籠大和屋(国指定重要文化財)
望月宿最古の建築物。前を通っていたはずなのに見損なっていた。
▼本陣とかある同じ通りにあったのだが気づかず素通りしていた。
望月の駒像
参考サイト
和歌にも詠まれた「望月の駒」の由来と遺跡を訪ねる – Skima信州-長野県の観光ローカルメディア
平安時代に東国4箇所から馬が朝廷に献上されていたそうでその1箇所がここ望月ということ
▼望月町役場の駐車場ロータリー中央にある。この馬の意味わかってる住人が何%いるだろうか。
吹上坂桝形
なんとか残っている。
茂田井間の宿
昔の街並みが残っている地域。
武重酒造裏に映画「たそがれ清兵衛」のオープンセットがあったらしい。
←馬頭観音 →茂田井の町並み
ここらへんがたそがれ清兵衛のロケ地だったところか・・・
茂田井の双体道祖神群
諏訪神社の境内にある。Google Mapにしたがって自動車で行くとへんなところに案内されて困るので目的地を諏訪社鳥居にしておこう。
旧茂田井高札場跡
茂田井一里塚公園
公園なんていうほど広いものではなくほんの数坪の場所だった
個人的に未踏破な史跡
- なし
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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