このページで紹介する宿場は中山道69次の41番三留野宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の41番三留野宿情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置は不明
無料駐車場はないが、ここらへんは車の通りが激しくないので短時間であれば路肩に停めて見るぐらいはできよう。
各史跡について
取材日
- 2021年8月11日午後1時ごろ。8月10日から2泊2日の車中泊ツアーの2日目帰り際に少しだけ停車して見て回った。妻籠、馬籠、中津川、落合と回ってきたあとなのでかなり頭の中が混乱していてただただ休みたいという状況だったと記憶している。しかし初めて見る宿場なので写真かビデオに多少なりとも収めておきたいという気持ちで3枚だけ写真を撮るのが精一杯だった。明治14年の大火(明治天皇宿泊の翌年!)でほとんど焼けてなにも残っていないっぽい。
- 2024年8月12日に未踏破地点を数か所見たが酷暑のためすぐに断念した。
写真とコメント
旧中山道シラナギ坂の茶屋遺構
2軒の茶屋があったそうだ。
地図
中山道石道標
木曽熊野神社
この地域は「木曽の岡舟」と呼ばれた物資を牛で運ぶ風習があったので拝殿に牛の絵馬が掛かる。
地図
十二兼一里塚跡
中央本線敷設により崩されここに碑で移設された。十二兼の地名の由来はセ(狭)ニ(土地)カ(崖地)ネ(尾根)が訛ったものを十二という好ましい表記にしたのだという。ただし駅名は「じゅうにかね」
地図
中河原峡(南寝覚)
花崗岩の方状節理がこのあたりもよく見られる。
地図
八剣神社(八劒神社)
老木四杉のうち2本に減ったが東岸から見える?
地図
中川原明治天皇御小休所跡
中川原立場茶屋が4軒あったらしい。
地図
羅天の桟
昔は今のような国道は当然あるはずはなく切り立った谷の中腹を落ちないようにそろそろと歩いてこういうところを超えて旅をしたんだな。
地図
蛇抜けの地蔵
江戸時代末期、森林伐採に山に入った112人のうちほとんどが土石流で犠牲になったときの供養の地蔵。犠牲者の名が刻まれている。
地図
金知屋一里塚への踏切このへんか
金知屋一里塚跡
ちょっとどうやって行くのかわからない。旧来の中山道はこの近くを通っていて今は廃道になっているらしい。
地図
浮世絵 三留野描画地
▼ここの浮世絵描画地と下の与川道分岐点はすぐそばにある。与川道分岐点の坂を少し登っていくと鳥居がある。鳥居があるが神社本体はわからなかった不思議な祠だ。
与川道分岐点
尾張藩が羅天の難所を避けるために拓いた道。国史跡歴史の道に指定されている。
脇本陣跡
鮎沢家本陣跡
明治14年に焼失し、枝垂梅が名残として残る。なんとか本陣跡地はあるものの更地でほんとうに跡として碑が残っているのみ。ないよりましだが。こうしてみるとぱっとしないが、大火で焼けてさえいなければここだってそれなりに坂道で風情のある宿場街だったのではあるまいか。妻籠や奈良井に匹敵していたかどうか不明だが残念。
秋葉常夜灯
この付近に来ると一時的に中山道が2本に分岐していて別の道へ間違って行くと某寺の常夜灯が目立つところにあるのでそれと勘違いしないように注意だ。
ただ寺の入口前に数台分の駐車場があり、そこから徒歩で階段だったか坂だったか降りてもう一本の正規の旧中山道へ出るとこの秋葉常夜灯が見えてくる。
円空堂
生涯で12万体の仏像を彫ったといわれている円空の彫った弁財天十五童子と天神が円空堂に、韋駄天が庫裏に納まっているという。
地図
和合の枝垂梅
蜀山人が立ち寄った造酒屋の遠山家跡。Googleマップではちゃんと案内されるが現地では特に案内板や標識などはなく、これかな?という感じでしかない。
しかも老木で支えの鉄塔がないとすぐに自重で根本から折れそうなほど痛々しい様である。ただ痛々しい様ではあるが葉は青々と茂っていて「梅ってこんな葉だったんか?」と改めて感じる。梅の花が見頃のときに来てみたい。
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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