このページで紹介する宿場は中山道69次の36番宮ノ越宿
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の36番宮ノ越宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
位置不明
無料駐車場位置
車の通りは非常にまばらなので一時的なら路肩停車も可と見られる。
どうしてもコンプライアンスが気になるということであれば少し歩くが宮ノ越駅西口の駐車場がどう見ても停め放題とみられるのでそちらを利用したらよろしいかと思う。それも憚られるなら公共交通機関で行ってくれ。
各史跡について
取材日
- 2021年8月11日
- 2023年4月22日 前夜から車中泊ででかけ藪原宿からスタートしここに至る
- 2024年5月3日
写真とコメント
南宮神社
美濃国一宮の南宮大社(垂井宿の範囲)を勧請したもので宮ノ越宿の名前の由来と言われている宮の腰はこの南宮神社が東に1キロほどいったところの古宮平(ふるみてら)に祀られていたときの名前からくる。
日義のお宮 南宮神社
木曽義仲公館跡
特に名残はなにもない。
木曽義仲公館跡の位置
旗挙八幡宮の大ケヤキ
木曽義仲が平家打倒の旗揚げをした地といわれており、元服を記念して植樹した元服欅が今もなんとか支えられてギリギリ生きているのが見られる。真偽の程はともかくかなりの老木であることは間違いない。
道祖神
浮世絵 宮ノ越描画地
中山道69次の浮世絵の中でもここ宮ノ越宿の絵は傑作とされている。霧だかモヤだかかかった川の描写と、手前の家族は夜逃げ説と隣町の祭りの帰り説といろいろあり、さらに霧で霞んでやっと見える奥には旅人の影という感じで傑作らしいんだ。
なるほど写真を撮るのに凝りだすとこの絵に限らず中山道69次の浮世絵はどれも見事に描いているなと感心する。
義仲館の木曽義仲と巴御前の像
朝日将軍義仲の呼称からこのあたりは日義という地名を名乗っている。義仲館というところに行くと木曽義仲のいろいろな関連のものが見られるようだ。中には入っていない。
ちなみに木曽義仲といえば我が埼玉県の嵐山町が生誕地として通説になっている。
徳音寺
村上家本陣
数回の大火で再建され、当時のもので現存するのは客殿と土蔵でその他いくつか復元されているものがある。
内部は無料開放しているのでよほどタイミングが悪くなければ見られるだろう。
宿場用水
脇本陣・問屋場跡
宮ノ越一里塚碑
地元小学生の筆跡での石碑が置かれている。
中原兼遠の墓
林昌寺裏手にある。木曽義仲を育てた豪族。義仲四天王である樋口兼光と今井兼平、また巴御前の父でもある人。
中原兼遠の墓の位置
中山道 中間点
木曽駒ヶ岳がよく見える。この中間地点というやつはなぜか2箇所にあり、それぞれ近いところにあるからまだいいが離れていたら問題だ。
一箇所は旧中山道沿いにあり、もう一箇所はすぐ東にある道の駅 日義木曽駒高原の敷地奥にある。どちらも水沢山だか茶臼山だかわからんが雪山をバックにいい写真が撮れる位置にある。
▼道の駅にある石碑。
▼こちらは中山道沿いにある石碑。
中山道 東西中間之地碑
中原兼遠屋敷跡
義仲の養父。義仲の元服の松(数代目)がある。
中原兼遠屋敷跡の位置
手習天神社(天満宮)
義仲の手習いを目的に北野天満宮を勧請したといわれている。みどころは樹齢1000年の一位の老木。一位の由来は神官が使う笏を一位の木から取っていたため仁徳天皇が正一位を与えたのに由来するといわれる。
手習天神社(天満宮)の位置
出尻一里塚碑(いでじりいちりづかひ)
もとは出尻坂の上の用水路沿いにあったようだが現在は別の場所に碑のみある。旧中山道から新道へ登っていくように歩くと現在は新道沿いに石碑が残っている。
旧中山道はこの一里塚脇から西へ急な坂を通っている。輿だと通れないんじゃないかと思う。
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
動画もあり
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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