このページで紹介する宿場は中山道69次12番倉賀野宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の12番倉賀野宿
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
各史跡について
取材日
- 2021年5月2日 記念すべき中山道探訪第1回目の1日目の早い時刻
- 2023年2月19日 倉賀野河岸あたりのみ
- 2023年8月16日 時々通るものの自動車を停められる場所がなくてスルーしていたがちょっとスーパーやドラッグストアの駐車場に一時的に停めさせてもらった。もちろんなにがしかの買物もした。
写真とコメント
だいたい跡地があるのみ。ただしネットで探したり書籍を漁るなどして探せばなにがしかあるようだ。1回目はほとんど発見がなかったが知るにつけ出てくる。
柳瀬渡船場跡(岩鼻)
江戸時代は当然ながらほとんどの川への架橋は禁止されていたのでここも渡場があった。その後掛けられた旧柳瀬橋の橋杭が今も一部残る。
地図
北向子育観世音
中山道側を向いた観音堂には頬杖をついた如意輪観音が納まる。西隣には郷宿があり岩鼻陣屋へ訪れた人が利用していた。
地図
岩鼻代官所(陣屋)及び岩鼻県庁跡
北関東50万石を統治し国定忠治なども取り締まった
地図
倉賀野追分・常夜灯の銘・道標の銘・閻魔堂の見ざる言わざる聞かざる
▼手前から右が旧中山道江戸方面、左奥が日光例幣使街道。この日は中央の閻魔堂のお祭りだったようで提灯飾りをしたり法被を着た若者がいたりと賑わっていた。
日光に通じているからか見ざる言わざる聞かざるが掘られた石碑あり。道標には「右江戸道 左日光道」と彫られ、常夜灯には「団十郎、雷電」など312人の銘が刻まれる。
▼閻魔堂の裏には馬頭観音がある。
太鼓橋跡
元あった板橋が洪水で流され旅籠屋や飯盛女から200両集めて石橋を普請した。五貫堀が下にあったので名残をとどめ遊歩道は蛇行している。現在倉賀野神社境内に合祀されている冠稲荷の再建された祠がここから南50mにある。
地図
勅使河原家本陣跡地
倉賀野上の遺臣勅使河原家が務めた。広大な敷地は現在はスーパーマーケット。
浮世絵描画地
ここから少し東にある五貫堀との合流点あたり
地図
河岸跡碑
烏川の河港は上信越と江戸を結ぶ重要な中継地であった。高崎線開通まで繁栄は続いた。
この跡碑の場所は以下の地図の中心地点だったが共栄橋の反対側にも倉賀野堀りべえという史跡がありそちらも倉賀野河岸で検索すると出てくる。だいたいこの共栄橋の辺り一帯が河岸で賑わっていたということだろう。
御伝馬人馬継立場跡
脇本陣須賀喜太郎家跡
江戸後期の門と明治中期の主屋が残る。
脇本陣須賀庄兵衛家跡
碑のみ残る。
伝説「樅の木」の由来 案内板
高札場跡
北向道祖神
神社境内の小祠に安置されている。北向きは縁起が良いとされてきたらしい。
地図
倉賀野神社
もともと太鼓橋の南50mにあったものが明治期に倉賀野神社に合祀された。石狐や玉垣に多数の飯盛女の銘が刻まれる。
地図
倉賀野一里塚跡
現在は案内板がある。
地図
粕沢立場跡
かつてここに粕沢の滝というのがあり立場茶屋主人は蓮の花が咲き緋鯉が泳ぐ池を持っていたという。現在は5つの碑と水門から滝のように(?)落ちる水。
地図
常世神社
鎌倉時代の御家人佐野源左衛門常世が鉢の木を燃やして旅の僧(幕府の貴人)を接待したという説話が残る。常世の家にあった祠を納屋に納めて祀り鉢の木を燃やす様の画が示されている。
地図
佐野の舟橋跡
「佐野舟橋を渡せし川有。名所なり古歌多し」(東路記)というくらい歌に謳われた場所で今は歩行者専用の木橋が掛かる。
地図
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
倉賀野宿の地図
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記のほかにも見どころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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