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中山道69次34番奈良井宿 何度でも見に来たくなる見事な町並み

宿場

このページで紹介する宿場は中山道69次の34番奈良井宿。

江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。

ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなっています。

中山道69次の34番奈良井宿情報

基本情報

  • 本陣:1
  • 脇本陣:1
  • 旅籠屋:5
  • 家数:409
  • 藪原宿5.3km←|→7.3km贄川宿

引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本

本陣位置

高札場位置

無料駐車場

無料駐車場だけでなくEV充電所もあった。無料駐車場はここのほかすぐ近くに道の駅奈良井木曽の大橋もある。

周辺の宿泊施設

各史跡について

取材日

  1. 2021年6月5日
  2. 2021年8月11日
  3. 2021年12月11日
  4. 2022年8月13日
  5. 2023年1月2日 妻を連れて日帰りで
  6. 2024年5月3日
  7. 2024年8月12日

写真とコメント

中山道奈良井宿

橋戸一里塚跡

奈良井川に架かる歩行者しか通れない細い橋があるのでこれを渡っていく。写真は少々怖そうに加工しているが無事に帰宅できた。ただし熊に注意とあるのは冗談ではない。

奈良井宿橋戸一里塚跡 奈良井宿橋戸一里塚跡

▼橋を渡って左に歩くこと50メートル程度だったろうか。橋戸一里塚跡がある。奈良井川の西岸にあるということは旧中山道はこのあたりでは一時西岸を通っていたということになるのかと疑問に思うがそうではなさそう。あくまでも旧中山道は奈良井川の東岸だったらしい。

奈良井宿橋戸一里塚跡 奈良井宿橋戸一里塚跡

奈良井宿の街と本陣

▼本陣跡地

中山道奈良井宿

街路

▼江戸側から奈良井宿に入ると別世界が待っている。京都側から入っても別世界ではあるけど、京都側から来るとすでに妻籠宿やら馬籠宿やらっていう奈良井宿に比肩する超ノスタルジック宿場を経験しているはずだから感動は江戸側から入るほどではないと思う。中山道奈良井宿

タイムスリップしたみたいで頻りに「すごいな」ばかりつぶやいていた。中山道奈良井宿

▼今度は京都側から見た景色。電柱と電線がまったくないっていうのがいいね。各家には電気は来てるみたいだから地下埋設が実現されてるのかな。中山道奈良井宿

▼ところどころでこういう高札を見つけたら宝を掘り当てたような気分になる。中山道奈良井宿

脇本陣ゑちごや

▼今もゑちごや旅館として営業している。奥行きがパねえ。

注目は看板で江戸方面から見た看板はひらがなで「えちごや」と書かれていて京方面から見た看板には漢字で「越後屋」と書かれている。江戸時代からそういう決まりだったらしく今も守られている。中山道奈良井宿

余談だがサイクリストってなぜか自転車を一緒に撮る人が多いような気がするんだけどなんか意味あるん?て思う。自転車誇示?防犯?行った証拠?良い景色撮るときは写真の価値損ねるよね。中山道奈良井宿

▼地元の婆さんたちがお茶飲んで喋ってるところがなんとなくシュール(超現実・奇抜・難解の意)を感じる。

中山道奈良井宿

高札場

奈良井宿高札場

上問屋資料館

上問屋と下問屋というのが隣同士であっていずれも巨大なお屋敷だったんだけど、案内所で聞いたところによるとそれぞれ大名行列が通るとき宿の手配やら食べ物の手配やらその他事務手続きとかのコンシェルジュというかツアーコンダクターというか今風にいえばそんなような役どころだったらしい。

で上と下っていうのは上問屋が月の前半分担、下問屋が月の後半を分担だったそうな。

中山道奈良井宿

でその上問屋が今資料館になっているから300円使って入ってみたんだけど、超絶広い。奥行きがこれまたパねえ。

ちなみに明治天皇東京遷都のときにここにお泊りになったという部屋が以下の写真。本陣使わないっていうところが面白い。中山道奈良井宿

中山道奈良井宿

ほかの部屋には入れたけど天皇がお使いになった部屋は立入禁止だ。まさに禁門。

中山道奈良井宿

▼ちゃんとこういう能書きがある。

中山道奈良井宿

▼通りに面している従業員用通用口(たぶん)と台所。中山道奈良井宿

▼この水道とシンクは比較的近代に設置されたはず。中山道奈良井宿

▼台所兼従業員の溜まり場だったっぽい。

中山道奈良井宿

▼2階にも上がれるんだけど階段が超怖い。中山道奈良井宿

▼階段が2箇所あって、このタンスが階段になってるやつはまだいい。もうひとつのほうが急すぎて降りるとき超怖かった。

中山道奈良井宿

▼2階の天井の梁とかがカンナかけてなくてどうたらっていう能書きがあった。よくわからんがすごい。崩れるのが心配だからあまり落ち着いて見ていられなかったのが本音だけど。

中山道奈良井宿

▼これは奥の方の広間だったような記憶。とにかく奥行きパねくて広い。中山道奈良井宿

▼お盆の奈良井宿

お盆の奈良井宿

まとめ

奈良井宿といえば中山道69次の中でもっとも栄えていたとも言われている宿場で、本庄宿もそんなこと書いてあったような気がするがいったいどっちなんだ?おそらく奈良井宿は信州一、本庄宿は武蔵国一といったところか。

いずれにしても現在は観光地として客を寄せている。

ネットでの写真や他所様のYouTube動画で見た限りでは時代をさかのぼった感じの街の様子に悶絶すること間違いないと思ってでかけたが案の定、悶絶するほど素晴らしいところだ。

観光名所としてなんとなく知られている「木曽の大橋」は近年建てられたようなので訪れなかった。

一度旅館のいずれかに泊まってみたいととも思う。早朝だったら誰もいないところで好きなだけ無人の写真が撮れるぞ。

参考にした書籍
4784071741
中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)

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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。

【追記】

同じ年の12月に息子と運転を交代しながら訪問。才田屋という漆器店の箸が安かったので家への土産に買った。カード払い可。

奈良井宿才田屋

奈良井宿の街並み 奈良井宿の街並み

お盆の夜

都会では逆立ちしても見られないような幻想的な風景が見られる。昭和の初期ごろまではおそらく日本中でこういう風景が見られたんだろうな。

奈良井宿のお盆 奈良井宿のお盆

個人的に未踏破な史跡

  • 鍵の手手水場
    何回も行ってるから何度も通ってはいるが写真は撮ったことがない
  • 鳥居峠一里塚碑
    ちょっと険しい峠道で車では入り込めそうもないのでここへは電動自転車を買ってから行きたい。

マイマップ

地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。

地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。

参考にした資料

上記の他にもみどころいろいろ書かれている。

参考にした書籍
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中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)

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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。

藪原宿5.3km←|→7.3km贄川宿

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