このページで紹介する宿場は中山道69次の52番鵜沼宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡、または残っていないものも紹介しています。
中山道史跡専門のガイドブックのように活用できるよう心がけて編集していますが、特に個人的興味は江戸時代の中山道なので東山道時代または明治期以降の史跡についてはあまり関心を払っておりません。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
各宿場の境は中山道69次資料館館長 岸本豊氏の著書を参考に設定しています。異議・異論ある方いらっしゃいましても暖かくスルーしてください。
中山道69次の52番鵜沼宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
無料駐車場位置
こんな感じで数十台分あるので心配無用。
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各史跡について
取材日
2022年10月29日名古屋出張のついでに2泊してレンタカーを借りて行ってみた。同日に太田宿も見た。
写真とコメント
東見附(赤坂地蔵堂)
高札場は元はここにあったが現在は復元したものを350m西に移設している。ここの角で旧中山道は鋭角におおきく曲がっている
東見附の道標
道標があり「左ハ江戸せんこうしみち 右ハさいしょみち」と刻む。
赤坂神社
東の見附から旧中山道を鵜沼宿方面へ数十メートル歩くと赤坂神社入り口がある。
うとう峠方面道標
[これより うとう峠 左]と刻まれる。向かって右側の道のほうが広いが左側が旧中山道である。
常夜燈(明治39年)
復元高札場
もとは東見附の赤坂地蔵堂にあったが復元してここに置かれる。
尾州領傍示石(移設)
尾張藩領と幕府領の境を示す石であった。尾張藩領の鵜沼村と幕府領の各務村の境を指す。当時の場所とは異なる。「是より東尾州領」と刻まれている。
鵜沼宿問屋場跡
旧大垣城鉄門
旅籠組屋から郵便局に転業したところが現在町屋館として公開されている。鉄門は大垣城本丸の門を移築したもの。大垣城はここから西の大垣駅のすぐ南にある。
鉄門といってもおそらく名ばかりかなと思っていたが、触ってみたら意外に薄い鉄板だった。今で言うブリキみたいな。昔でも鉄を薄く圧延(?)する技術があったのであろう。だけどペラペラの薄い鉄でなにか防御に関して果たして有意なものだったのか?
桜井家本陣跡
濃尾地震で倒壊したが尾張藩主より拝領した手水鉢が残るらしい。
菊川酒造
坂井家脇本陣跡と芭蕉句碑
幕末には東町の野口家に脇本陣職を引き渡し旅籠に転業したという。句碑には「ふく志るも喰へは喰わせよきく乃酒」と刻まれている。
▼門の中だけならサクッと入れる。
二ノ宮神社・二ノ宮神社古墳
円墳の上に神社が建っており石段脇に横穴式石室がみられ、さらに本殿前に天井石が露出しているという。
二ノ宮神社・二ノ宮神社古墳の位置
旅籠丸一屋
古い建築物。
旅籠丸一屋の位置
梅田吉道家(茗荷屋)住宅ほか
梅田吉道家というのが鵜沼宿で江戸時代から残る唯一の建築。梅田家のほかに安田家(若竹屋)、酒井家など4軒連続して古い建物が立っており見どころの一つとなっている。梅田昭二家は明治元年建築。
秋葉燈篭
脇本陣前から移設
秋葉燈篭の位置
安田家(若竹屋)住宅
鵜沼宿碑
石亀神社
鵜沼は石材の産地だったことによりこの近くに石切場があったという。
石亀神社の位置
木曽川泥流堆積物
鵜沼宿西の見附跡
衣裳塚古墳(県史跡)
岐阜県最大の円墳。
衣裳塚古墳(県史跡)の位置
皆楽座(かいらくざ)
津島神社の拝殿が農村歌舞伎が隆盛だった頃を偲ばせる芝居小屋となっている。。
皆楽座(かいらくざ)の位置
山の前(各務)一里塚跡
塚はなく播隆上人の割れた名号碑が建つ。
山の前(各務)一里塚跡の位置
苧ヶ瀬池
古代から龍神が棲むといわれ雨乞いの神八大龍王を祀る。
苧ヶ瀬池の位置
二十軒茶屋跡
鵜沼宿から20軒の家がここらに移住して三ツ池新田を拓き、ここにあった立場が二十軒立場と呼ばれた。南の名鉄各務原線の駅名も二十軒である。
二十軒茶屋跡の位置
渡し跡常夜灯
川灯台。初期中山道の通過点でここから南岸へ渡って土田経由していた。
渡し跡常夜灯の位置
犬山城(国宝)
江戸時代は尾張藩家老成瀬氏が城主。
犬山城(国宝)の位置
浮世絵描画地このへん
右手に犬山城、対岸に鵜沼宿を見る。英泉が木曽図名所図会から丸パクリしたという疑惑で途中降板させられた証拠の画らしい。つまり英泉画とはいえ実際にこの地に実際に出向いて描いたのではないようだ。
浮世絵描画地このへんの位置
犬山城下町
昔の町並み
犬山城下町の位置
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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