このページで紹介する宿場は中山道69次の53番加納宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の53番加納宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
徳川四天王の一角である井伊直政が居城を構えた高崎宿では他の大名が気兼ねして宿泊することをせず本陣も脇本陣もなかったが、ここ加納宿ではそこまでではないようで本陣、脇本陣、江戸後期には当分本陣もあった。
高札場位置
間の宿新加納の高札場はわかるが、加納宿の高札場は不明。
無料駐車場位置
ほとんどない。まちづくり交流センターが利用可能と思われる。その他離れたところを自動車で見る場合には自己責任にて一時停車させてもらおう。
加納宿周辺の宿泊施設
- 楽天トラベル:加納駅 周辺のホテル・旅館
- 加納駅(岐阜県)に近いおすすめホテル・旅館 宿泊予約は [一休.com]
- 加納駅(岐阜県)に近いおすすめホテル・旅館 お得に宿泊予約 – [Yahoo!トラベル]
- 加納(岐阜県)の宿泊施設ランキングTOP0 – じゃらんnet
各史跡について
できるだけ江戸方面から近い順または見て回りやすい順に掲載しているつもりです。また位置情報は記事下の地図にまとめて入れておくのでご参考ください。
取材日
2023年10月29日
写真とコメント
それぞれの位置情報は記事下の地図を参照してほしい。
六軒一里塚跡
駐車場なし。六軒茶屋立場の東に位置する。北塚跡に標識だけが残る。南塚跡は竹林寺駐車場となっている。
新境川堤(百十郎桜)
駐車場なし。川沿いに植わっている桜並木は百十郎桜と呼ばれ日本桜名所100選の一箇所。新境川放水路が完成した昭和6年に地元出身の役者市川百十郎が寄進したもの。
新加納一里塚跡
駐車場なし。鵜沼宿と加納宿の間は中山道で2番めに長く新加納は間の宿である。現在も面影が残る茶屋本陣の西隣に塚があった。
新加納村高札場跡と道標
駐車場なし。高札場は碑のみ。道標は片面の「左木曽路」は読めるがもう片面は読めない。「右京都」みたいな意味だと思う。
中山道間の宿新加納立場跡
駐車場なし。
今尾家住宅と薬医門
駐車場なし。今井さんという家は昔から医者をやっていたようで現在も開業医をやっている看板がある。こういう先祖代々医者っていう家系もあるんですね。
薬医門の左右に塀瓦が囲っていたがその上に七福神らしきものが7体ほどあったので撮っておいた。
手力雄神社 二之鳥居と木曽路道標
駐車場なしだが、休日なら二之鳥居から朱塗りの三ノ鳥居へ少し行くと郵便局の駐車場がある。ただし無断利用は基本的にいけない。ちなみに一ノ鳥居ははるか遠くの美濃赤坂にあるといわれる。
切通の由来案内
駐車場なしではあるが金融機関のすぐ前にある史跡なのでわずかな時間は勘弁してほしい。
岩戸南方一帯の滞留水を境川に落としていたことによる地名らしい。手力雄神社からここのすぐ近くの浄慶寺あたりまでは中山道でもあり参道でもあることから、休憩所が多くあり旅人の通行でたいへん賑わっていた。
切通陣屋跡 長森城跡
駐車場なし。もしクルマでここへ来たならどこか離れた安全なところへ駐車してそこそこ歩く必要がある。
陸奥磐城平藩主安藤信成が老中への昇進を機にもともとの領地であったここ加納で加増された。このあたりは中世の長森城跡で、ここに陣屋を置いて支配した。
細畑一里塚
駐車場なし。ここもクルマで来たならどこか離れたところへ駐車して歩く必要あり。復元されて榎が植わった塚が両側にある。
地蔵堂道標と追分
中山道と伊勢道の追分が領下(りょうげ)にあり、目印は地蔵堂で明治9年建立の道標がある。
鏡岩の碑 東海道伊勢道の碑
駐車場2~3台あり。雷電を大金星で破った小結鏡岩を供養する碑がある。その鏡岩関の実子2代目は素行が悪く早くに引退したが、その後改心して旅人接待の茶所を設けて道標も建てた。
浮世絵描画地このへんから加納城を臨む
東番所跡
駐車場なし。番所とは役人が詰めていた役所のことでここらにあったという碑が残っている。
問屋熊田家跡 御鮨街道標識
駐車場なし。長良川の鮎を寿司にして将軍様へ届けるのに5日かかりちょうど発酵して食べ頃になったそうだ。岐阜から東海道宮宿までを御鮨街道という。
面影は残っていないが問屋跡の掲示があり、側溝の蓋に粋な意匠が施されている。
道標 枡形道
駐車場なし。建立は江戸中期のもの。当初は「右きふ道 左中山道」のみだったが明治期に残り2面に「右東京 左西京」が追記されている。
加納城大手門跡
やや西にあるまちづくり交流センターの駐車場が利用可と思われる。
二文字屋
駐車場なし。江戸初期に旅籠として創業したがその後は鰻屋に商売替えをした。左甚五郎が宿賃の代わりに欄間にうさぎの彫刻を施したというものはこの入口にあるうさぎがそれか?
当分本陣跡
駐車場なし。幕末になり参勤交代が緩和され大名の妻子の行き来が許された際に本陣・脇本陣だけでは足りなくなったとき当分本陣というのができた。ここより東では目下のところ見たことがない。
松波本陣跡・皇女和宮御仮泊所跡
駐車場なし。玄関前には和宮直筆の歌碑も立つ。
脇本陣森家跡
庭に朝鮮式石灯籠が残っているらしいが中はちょっと見られないかも。駐車場なし。
小林家脇本陣跡
駐車場なし。
ぶたれ坊像(移設)
未踏破。2代目相撲取り鏡岩が自分を戒めるために像をつくり旅人にぶたせた像。当初は鏡岩の碑の茶屋においていたが後に妙泉寺に移設された。
西番所趾
駐車場なしではあるが周辺道路の交通が少ないので5分以内の停車は可能と思われる。駐車後余地が3.5mないので長時間はもちろん駄目である。
松原一里塚跡
形跡なし。
織田信長寄進梵鐘
たぶん駐車場なし。駅前のにぎやかなところにある。
加納城跡(国史跡)
駐車場は南側にあり。写真は西北方面から天守台跡あたりを見たところ。徳川家康は加納城の城主に長女の夫を置いた。
加納城南大手門跡
駐車場はないので加納城駐車場に停めて徒歩で行くのがベスト。現在は民家になっていて標柱のみ立つ。
加納藩家中屋敷跡
同じく駐車場はないので加納城駐車場を利用しよう。
町人街ではないのでもともとの土地が広かったはずで町割りは整然としている。ただし城下なので道幅は極めて狭い。自動車で通るときはかなり注意だ。
個人的に未踏破な史跡
- ぶたれ坊
個人的に行ったまたは行っておきたい地点のマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
河渡宿5.8km←|→17km鵜沼宿
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