このページで紹介する宿場は中山道69次の28番和田宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡、または残っていないものも紹介しています。
中山道史跡専門のガイドブックのように活用できるよう心がけて編集していますが、特に個人的興味は江戸時代の中山道なので東山道時代または明治期以降の史跡についてはあまり関心を払っておりません。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
各宿場の境は中山道69次資料館館長 岸本豊氏の著書を参考に設定しています。異議・異論ある方いらっしゃいましても暖かくスルーしてください。
中山道69次の28番和田宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
無料駐車場位置
上記本陣の駐車場がけっこう停められるのであまりにも長時間でなければ無料でお停めさせてもらって大丈夫ではないだろうか。
各史跡について
取材日
- 1回目 2021年6月5日
- 2回目 2021年8月12日
- 3回目 2022年5月6日
- 4回目 2023年1月8日 余談であるが以前まで本陣南にあるセブンイレブンで休憩していたのだがなくなってしまっていた。残念。
写真とコメント
道標 是より和田宿
八幡神社
樹齢350年の大欅や子供相撲の土俵がある
地図
かわちや歴史資料館
出梁造り。前にも見たことは記憶しているが意識して見なかったが今回は多少意識して見た旅籠かわちや。
下町の問屋(山木屋)と旅籠大黒屋
明治になって道が1.5m程度掘り下げられたため山木屋は高い位置にある。一方、大黒屋は同じく明治期の道路掘り下げ時に奥へ移動している。
旅籠たかき跡
羽田野ワークスペース
名主羽田家跡。現在はコワーキングスペースとして個人では無料で使える開放古民家となっている。
信定寺
戦国時代の武将で和田城主でもあった大井信定の住居跡を信定禅寺とした。壬戌紀行に「寺の門に風越領と書るもゆかしく立ち入てみる。堂の額に信定禅寺とありて広沢の筆なり」とあり堀部安兵衛と親しかったという細井広沢の書とのこと。
地図
本陣
有料にて内部見学できる。長井家の居室棟は役場として使用されたのち平成2年から一般公開されるようになった。客室棟と本陣門は上田市丸子の寺に移設され、ここにある本陣門は焼失等経て再再建。
旅籠「石合」跡
翠川家脇本陣跡
幕末に焼失するも和宮降嫁に合わせて幕府からの借り入れで再建。すぐ幕府倒れて借金チャラ。というラッキーなお宅はここだけではないだろう。
本亭なが井跡
Google Mapに史跡として登録されているから見たがなんなのか不明。
上町 よろずや
中山道開設後の整然とした町割りで文久の大火からも免れている。本卯建。
地図
高札場跡
鍛治足一里塚跡
「江戸より50里」の碑と大正15年の道標。「右諏訪街道」とも。鍛冶ではなく地元では鍛治が正式。
羽田茶屋本陣跡
羽田茶屋本陣跡(唐沢茶屋本陣)
5軒の立場茶屋があった。羽田家の門には本陣表札がかかる。
唐沢一里塚
中山道で一番美しく現存する一里塚と言われている。
ちょっとマイカーを留めておく場所がなくて困ったが、道を少し諏訪方面へ進む(150mぐらい)なんとなく停めちゃってもよさげな空間があるので短時間ならそれでもよいのではないか。
いい感じに一里塚が残っていて素晴らしい。
和田峠 男女倉登り口
標高1100m標識が立ち最高地点までここから500m登る。
接待茶屋
江戸の篤志家加勢屋与兵衛が碓氷峠とともに作った茶屋で旅人には粥、牛馬には麦を施したという。現代では誰も接待してくれないが湧水は只で飲めるのでその名も「接待の湧水」という洒落の効き方だ。
広原の一里塚
自動車で行く場合は、南の142号線との合流地点に数台分の駐車可能スペースがある。そこから降りていくこと200メートルぐらいか。塚の現存する広原の一里塚がある。東塚はよく残っている。西塚は言われなければわからないレベル。
東餅茶屋跡
5軒茶屋がありそのうち1軒はなんと平成25年まで営業していたとのこと。標高高く環境厳しいため幕府は各家に補助を出していたとのこと。和田峠は難所なので途中に茶屋群が数か所あった。ここもそのひとつで数件の餅を振る舞ってくれる茶屋があったとのこと。なんとなく名残が残っている。
西餅茶屋跡
おそらくこのへんを未舗装路入ったところだろう。ここらは自動車を停めておけるスペースがないのと幹線道路につきゆっくり走行もほぼできず何回も通っているが142号線沿いではなさそう。まだ撮影はもちろん現認もできていない。
地図
西餅屋一里塚跡
国道142号線から少し降りたところにあるが駐車場は短時間なら一時停車帯を利用できると思われる。もっともここに長時間いる理由はまったくない。峠を降りながら入るときには十分注意のこと。
場所は特定されていないようで、このへんにあったらしいということで石標が置かれている。
写真はちょっと加工していて行くのをためらうような雰囲気だが晴れていれば足元はそんなに悪くないので大丈夫。
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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