このページで紹介する宿場は中山道69次の31番洗馬宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の31番洗馬宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
無料駐車場位置
長時間の駐車は遠慮したほうが良いが短時間なら駅前でもぜんぜん良さげ。それ以外では旧中山道に一時的に停車しても問題なさそうな程度の交通量である。
各史跡について
取材日
- 2021年6月5日
- 2021年8月12日 10日から2泊2日での中山道探訪の1宿
- 2022年8月12日から2泊3日車中泊で2022年8月14日に行った
- 2023年8月5日 1泊にて見残しを探る
写真とコメント
本陣跡や高札場跡は残ってはいるものの、宿場としての名残の街並みはほとんどなく跡地を数か所見て回るのみになった。
当然ながらお茶を飲んで休憩できるような場所はない。
地名の由来は木曽義仲が馬を洗ったからついたとかつかなかったとか、単に誰かが馬を洗ったから洗馬の地名になったともいわれている。
平出一里塚
両側が完璧に揃っていてあまりにも見事なので何枚も写真を撮ってすべて載せてしまっているが一見の価値あり。
肘掛松
命名の由来がいくつかある肘掛松。実際の場所は数メートルずれているらしい。
細川幽斎肱懸松
小田原攻めの帰りに通ったここで肘をもたれて風景を楽しんだとされる。当時の松は枯れ、現在は2代目で位置も数メートルずれる。
細川幽斎肱懸松の位置
中山道と善光寺街道のわかされ
中山道と北国西街道(善光寺街道)の分岐点で大きな常夜灯が建つ。「天照両皇大神宮 安政四丁巳」と彫られるので幕末のものとわかる。
中山道と善光寺道のわかされ道標・道祖神
昭和7年の大火後に整備した追分。「右中山道 左北國往還善光寺道」と刻まれる道標は元の追分から移設したもの。
邂逅(あふた)の清水
今井兼平が木曽義仲と出会って馬を洗った伝承が残る。2022年8月14日見た。
なにやら低いところに降りていくようで・・・河原にでも降りるのかとちょっと躊躇したが・・・
▼なんとなく道はあるので降りていこう。▼坂を完全に降りきらない中腹にあった。能書きが書かれているが難しすぎて現代人には読めないっぽい。
▼土地の人の生活水としても使われているそうな。
今井兼平が木曽義仲と出会って馬を洗った伝承からこの名がついたという説もあるが実際にはもっと古くから洗馬の地名は定着していたようだ。
ちなみに木曽義仲といえば我が埼玉県の嵐山町が生誕地として通説になっている。
本陣跡
芥川龍之介の「庭」でここの庭が停車場になったと描かれているらしい。洗馬駅に割譲され現在はない。洗馬駅まで本陣敷地だったというのも相当広い。
▼洗馬宿本陣跡 跡地のみで普通のちょっと大きめの家が建っているのみ。
貫目改所跡
全国10箇所のうちの1つ。2022年8月14日見た。
志村脇本陣跡
本陣同様に名園があり駐輦碑が残る。この家の出で洋画家随筆家小穴隆一は芥川龍之介と親交が深く小説「庭」の登場人物のモデルでもあった。
高札場跡
言成地蔵尊
なんでも言いなりに叶えてくれる地蔵は元は真福寺の本尊だったが松本藩の廃仏毀釈によりここに移されひっそりと鎮座する。
言成地蔵尊の位置
牧野一里塚跡
坂の途中にあり車もそこそこ通るので路上駐車で写真を撮るのは大変です。少し上がるとちょっと道が広くなっているのでそこまで行ったほうがいいでしょう。
個人的に未踏破な史跡
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- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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