このページで紹介する宿場は中山道69次の32番本山宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の32番本山宿情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
無料駐車場位置
とくにないかもしれないが市街地でもないので多少の一時駐車は可能かと思われる。
各史跡について
取材日
- 2021年6月5日
写真とコメント
しののめのみち 本山宿
そば切り発祥の地碑
旧俵屋
川口屋・池田屋・若松屋
国の登録有形文化財
川口屋・池田屋・若松屋の位置
本山宿旅籠「池田屋」跡
国の登録有形文化財である川口屋・池田屋・若松屋の3軒がきれいに昔のまま並んでいる。斜交屋敷という建て方で軍事的理由から家の並びが段々になっている。白い袖卯建もみどころ。
江戸方から見て手前から川口屋、池田屋、若松屋と並んでおり、斜交屋敷(はすかいやしき)という建ち方をしている。
中山道に対し家並みを斜めに配置している軍事的役割。ここのほか坂本宿、大井宿、守山宿などにもある。過去に自分で見たのは木曽平沢。
小林家本陣跡
戦国時代の本山城居館跡が小林家本陣となっていた。主屋の屋根が特徴的な雀おどりだが明治18年築のもの。本山までが松本藩領であったため雀おどり建築の南端はこのあたりで塩尻宿にはこういう家がたくさんある。参考→雀おどり
脇本陣・上問屋跡
現在は公民館で紅葉の枯木が名残としてある。
脇本陣・上問屋跡の位置
口留番所跡
松本藩領であり米の流出、塩の流出を監視した。標識がある。本陣と高札場跡との中間地あたりにひっそりと標識だけある。
高札場跡
京都方面から高山宿の看板があるところの旧中山道に入ってすぐのところにあるのでわかりやすいが、残念ながら跡しか残っていない。
日出塩の青木
塚の上に大檜があったらしいが今は標柱のみ。「洗馬の肘松 日出塩の青木 お江戸屏風の絵にござる」と洗馬節で唄われる。
日出塩の青木の位置
日出塩一里塚標識
日出塩の集落の北入口にあたり日出塩は立場として栄えたという。
江戸方から京方面へ向かって一度本山宿を出て国道に合流し、ふたたび分離して旧中山道へ入ったところにある。標識を読むところ比較的近年に石標が建てられたようだ。
初期中山道説明版
大久保長安が定めた初期中山道は伊那の小野宿を通り下諏訪に至る道だったがなにやら裏金絡みの事件により現在の迂回路が中山道と改められたようだ。もともとの分岐点はここではないようだが現在はここから初期中山道へ分岐できるようになっている。本来の分岐点には「東山方いな道」と刻まれた道標が現在もあるらしいがどこだか目下自分は不明。
初期中山道説明版の位置
木曽路の碑
「是より南 木曽路」と彫られるが昭和15年のもの。国道19号を調子良く車で走っていると見過ごすので脇道である旧中山道を見のがさないようにしよう。
桜沢茶屋本陣跡百瀬家
どちらかというと贄川宿側に近いところにあるが参考にしている本には本山宿圏内に書かれていたのでこちらにおく。
ここの並びに何軒か古い家屋が並んでいて立場跡だったことが偲ばれる。国道拡幅で5mほど後退している。百瀬家藤屋は主屋に上段の間があるらしい。
鴬着寺
現在は無住であるが風雅な名前の寺。片平立場というのがあったらしい。
鴬着寺の位置
若神子一里塚跡
中央本線は開通当初は奈良井川の西側に敷設されたので東塚は崩された。国道より高い位置に西塚の一部が残るが国道拡幅に伴い縮小されている。
国道19号沿いで危険なので手前江戸方地酒「中乗さん」の看板付近に停車するとよいかもしれない。江戸方面から来たらここの信号脇に駐停車がよいかも。京都方面からであればここの空き地に駐停車がよいかも。ただし自己責任にて。
小高くなってはいるがすぐ横に国道が通っていてのんびり見ていられない場所である。
初期中山道
ここから先は下諏訪宿と本山宿を間に小野宿を挟んで直接結んでいた初期の中山道の史跡をいくつか載せておく。まったく未踏破である。
楡沢の一里塚
初期中山道と一里塚
石塔群
双体道祖神
江戸から六十里の一里塚
馬頭観音
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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