このページで紹介する宿場は中山道69次の39番須原宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の39番須原宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
須原駅前の旧中山道に小さい標識あり。
無料駐車場位置
駐車場ではないが常勝寺わきの道路がいかにも駐車してくださいという感じで広くなっているので一時的に短時間なら許して欲しい。
周辺の宿泊施設
- 楽天トラベル:須原駅 周辺のホテル・旅館
- 須原宿周辺のホテルランキング – じゃらんnet
- 須原宿のホテル・旅館 – おすすめ宿 宿泊予約は[一休.com]
- 中山道須原宿 | 長野 おすすめの人気観光・お出かけスポット – Yahoo!トラベル
- 2023 須原宿に至近のホテル・旅館10選【トリップアドバイザー】
各史跡について
取材日
- 2021年8月11日
- 2022年8月13日
- 2023年8月5日 カメラをリニューアルしたのでとにかく今まで行ったことのある場所でも撮りたくて行った。須原宿がおすすめですと寿命そば越前屋のおねえさんに聞いていたので良さの再発見もしたかった。
写真とコメント
正岡子規句碑
常夜灯
その他の景色
須原宿に限らず木曽路あたりは燕が町中をぶんぶん飛んでいる。
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萩原一里塚碑
狭い坂道で木曽川に向かって傾斜しているので方状節理がやや見えたような場所。
▼自動車での移動だと広い道ばかり案内されるので大通り(国道19号線)から旧中山道へ急に入ってすぐにあるここのような一里塚はつい見逃しがちになる。
かろうじて看板と石碑が残っている。
常夜灯
荻原集落の東の山裾にある鹿嶋神社・香取神社への参道の起点の目印らしい。かつては石垣の脇から東に向かって参道があったとか。今は、二十三夜塔と念仏塔がある辻から東に曲がって、鉄道トンネルをくぐってから参道に回り込み神社へ行けるらしい。
常夜灯の位置
風越山の湧き水 和水
木曽古道標識
現在は中部北陸自然歩道に指定されている道。
木曽古道標識の位置
中山道 くるみ坂
立町立場
中山道の面影がよく残る場所ということ。「立町の人家数十戸賑わしきところなり」壬申紀行で言及される。
立町立場の位置
立町立場吊橋
常夜灯・石塔群
「除三尸之罪」と彫られる享保12年の庚申塔などが建つ。庚申の夜には三尸の虫が体内を抜け出して人間の罪を天帝に告げるという言い伝えから、それを防ぐためにその夜は徹夜で過ごすという風習があったそうだ。
常夜灯・石塔群の位置
倉本一里塚跡
国道19号道路脇の駐車スペースの中央付近にひっそりと碑と看板が残っていた。ここらの地籍は字一里塚というらしくここの近くの民家の澤田さんという家は屋号が一里塚だそう。
エドヒガンザクラの老巨木
村天然記念物。養魚池にはイワナや鯉。
エドヒガンザクラの老巨木の位置
旧中山道えげ坂
徒歩のみ可能。旧中山道はここを通っていたのかもしれないが道が線路で寸断されすぎていて判別が難しい区域である。googleストリートビューでも2024年時点ではみられない。
旧中山道えげ坂の位置
浮世絵描画地
鹿島神社の大杉
浮世絵描画地の位置
須原一里塚跡
江戸方入口であるこの判行坂に一里塚と高札場があったらしい。
大和屋
須原駅前に幸田露伴の文学碑「風流仏」あり。宿で娘が八重桜の花漬を売る話がヒントとなった作品。
大和屋の位置
須原東端の桝形跡
徒歩でのみ通れそう。
須原東端の桝形跡の位置
高札場跡
木札が掲示されているのみだがここの道は明治になって鉄道と駅建設にともなってできた道である。2021年に訪れたときには辛うじて木札でわかったが、2022年に訪れたときにはそれもなくなっていた。そして2023年8月5日に再訪したときには新しくなっていた。わかりやすくなっていてよい。
木村家本陣跡
標識のみで名残なし。▼木札で本陣跡と記されているのでわかる。買い手がつかない空き地になっているのか?それとも県が所有していて売らずに保存しているのか?
水舟数か所
須原宿には数か所こういう丸太を削った水場がある。再訪したときにしっかり数か所の写真を撮りなおした。
脇本陣(西尾家)跡
酒造を営んでいるので酒林(杉玉)の庵看板がある。ここで醸造する「木曽のかけはし」のデザイン画は本来の桟ではなく刎掛橋であることに注意。
▼庵看板にさがっているのは酒林という酒屋さん独特の看板だそうで、杉玉ともいう。古い町並みが残っている宿場ではよく見るものだが酒屋さんが店の前にさげているものだそうだ。これは江戸時代ころから酒造の蔵人が神社にお参りに行った際、御神体である三輪山の杉の一部をお守りとして持ち帰ったことに由来するとのこと。(参考サイト杉玉の魅力 | 杉玉の製作と販売【高林-TAKABAYASHI】)
常夜灯
旅籠 柏屋
1830年(天保元年)にできた旅籠組合の全国組織「三渡講」の看板が今も軒下に残る。
西端の桝形跡と鍵屋の坂
宿場用水が中央を流れており風情豊かな小道。徒歩のみ。ここが枡形になっているわけで坂を降りて旧中山道を確認した。しっかりいい感じの写真も撮りなおした。
定勝寺
山門、庫裡、本堂はいずれも国重文。本山宿と同じくここがそば切り発祥の地とされる。
定勝寺の位置
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
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