このページで紹介するのは中山道69次の46番大井宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡を紹介しています。
ガイドブックのようにどなたでもご活用いただけるよう中山道専門サイトとなるよう常に編集しています。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
中山道69次の46番大井宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
無料駐車場位置
無料駐車場はほぼ無いと見る。
▼ひし屋資料館を使うとき提携のここを使わせてもらったが、そのままほかも見物して回ってしまった。厳密にはNGなのかもしれないが臨機応変に利用したいところではある。
各史跡について
取材日
- 2022年12月10日~11日
- 2024年5月4日
写真とコメント
きれいな街並み
坂本立場からさらに京方面隣の大井宿方面へ進むとある。余談であるが坂本立場跡からここ茄子川村の高札場跡へ続く道の両側が一時高級住宅街のような雰囲気だった。ちょっと住みたいなって思う。
茄子川村の高札場跡
尾州白木改番所跡
尾州白木改番所跡というのは複数あり、ここ中津川宿の東の端にもある。
茄子川村小休所跡
庄屋篠原家が営んでいた大名のための休憩所で明治天皇もここで行幸のときにご休憩したという碑もある。このような施設は全国に多数あり(っていうか今のところ中山道しか知らんけど)、明治政府が明治天皇を神格化するべく行った先々に記念碑を建てて回ったことによるとのこと。
*秋葉大権現常夜燈
遠州秋葉神社への道で「是よりあきはみち」と刻む。
地図
岡瀬沢永代燈
*犬塚 馬塚
信濃の豪族根津甚平が狩りの途中でここで犬や馬とともに倒れた伝承による。
地図
*関戸一里塚跡
開梱で崩されたが南塚に碑が立ち、2002年には榎が植えられた
地図
高札場
駐車場が近くになくうろうろしたが、旧中山道に沿って歩けばすんなり見つかるし、(復元だろうが)堂々と残っている。
本陣跡
本陣周りも雰囲気が多少残っている。枡形が6箇所あるという説明板がある。地面のアスファルトに色付けが施してあるのでわかりやすい。
下街道(善光寺道)と結ぶ。
恵那私立中山道ひし屋資料館
豪商で庄屋でもあった古山家の屋号「ひし屋」が昔の町家を体験してもらう施設として恵那市が管理している。
ここのビデオを見てだったか知ったのは現在の地方の郵便局は昔の庄屋や問屋などの豪商が伝馬などの業務をやっていたので明治維新のときにそのまま郵便事業として引き継いで今に至っているということ。
言われてみれば納得なんだが意識したことがなかった。つまり地方の郵便局長は由緒ある古い家柄の人だってこと。
脇本陣高木家跡 大井宿下問屋場跡
上問屋は本町上にあるらしい。こちらは下問屋跡。
大井城跡
*長屋門
本陣北にあった門をここに移築したもの。
地図
*旅館いち川
超でかい旅館で旧屋号は旅籠角屋
地図
白木番所跡
中山道広重美術館
中山道沿いに住んでいた実業家田中春雄が自らの浮世絵コレクションをすべて恵那市に寄贈して平成13年に開館した。世界に9点しか存在しないと言われている幻の作品「雨の中津川」もここに所蔵されているという。
毎年9月にだけ全作品を展示し、それ以外の期間は劣化防止のためイミテーションを展示している。
できれば9月の水曜日か金曜日に訪れたいところ。
ひし屋資料館提携の無料駐車場からは少々距離があるので、中山道広重美術館のすぐとなりにある提携駐車場を利用しても良い。美術館利用者は90分間無料でそれ以外でも30分70円という安さ(2022年時点)だからここに駐車して回ってもよいかも。
展示品は撮影禁止だったので浮世絵体験の自作品と無料の時間帯があるので都合が合えばここを狙うのがよい。無料時間外だったので大人820円だったか払う。
浮世絵の作り方や歌川広重の生涯やらが中身が濃くて浮世絵体験でのめり込むと90分なんてすぐたってしまうほど。
本酒屋 中野村庄屋の家と防水壁跡
中山道への石の防水壁が残っている。肌色の石に溝がくり抜かれていてそこに防水版を差し込んで街への水の浸入を防いだとのこと。
また隣の建物も含めて和宮降嫁時の負担を巡って百姓熊崎新三郎が岩村藩の代官へ切りつけた事件の現場にもなっている。
高札場跡と常夜灯
常夜灯はわかりやすすぎるぐらいの場所にあったが高札場はミラーボールの後ろにひっそりと標識が残っていたのみ。
十三峠入り口
大井宿から大湫宿への通路となる道に十三峠が立ちはだかっている。ここからしばらくは軽自動車程度なら進めたが普通車ではちょっと微妙かと思う。少なくともすれ違いは不可能。
槙ケ根一里塚(県史跡)
十三峠入り口から石畳で整備された道を軽自動車で果敢に進んでいくとやがて開けたところに出、槙ケ根一里塚が現れる。
ここらあたりが中山道の上街道と伊勢参宮堂の下街道との分岐点になり何軒か立場茶屋もあり賑わっていたという。
現在は細い道でひっそりとしていて夜は一人で通るのはちょっと怖いくらい寂しいところとなっている。
大井宿茶屋槙本屋跡標柱
槙ケ根一里塚から京方面へ進んで2度クランク型を曲がって進むとひっそりと道端に標柱が残っている。よくよく見ながら進まないと自動車では見過ごしやすい。
ここにおそらく槙本屋という茶屋があったのだろう。
*槇ヶ根追分道標
伊勢参宮堂との分岐点
地図
*槇ヶ根立場跡
かつては9軒ほど立場茶屋があり賑わっていたという。
地図
祝坂の馬頭観音
*姫御殿跡
和宮降嫁時には仮御殿が建てられた。
地図
首なし地蔵
*みだれ坂 (みだれ橋)
あまりの急坂に大名行列も乱れるということから乱れ坂にかる乱橋という名がつく現役の土橋。
地図
うつ木原坂
このあたりの旧中山道がわかりやすいように舗装路に色付けされている。このへんから隣の大湫宿に向かって緩やかな峠、十三峠である。
竹折高札場跡
個人的に未踏破な史跡
上記に写真のないもの
マイマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
参考にした書籍
中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版)
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上記の著者 岸本豊氏の運営する中山道69次資料館についての記事も別ブログで書いているのでご興味があればどうぞ。
大湫宿~大井宿を歩く 中山道十三峠越え|編集部員が行ってきました! | トレたび – 鉄道・旅行情報サイト
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