このページで紹介する宿場は中山道69次の47番大湫宿。
江戸方(東京)から京方(京都)へ向かって残っている史跡、または残っていないものも紹介しています。
中山道史跡専門のガイドブックのように活用できるよう心がけて編集していますが、特に個人的興味は江戸時代の中山道なので東山道時代または明治期以降の史跡についてはあまり関心を払っておりません。
史跡ポイントの紹介はできるだけ日本橋方面から京都に向かって載せるようにしています。
各宿場の境は中山道69次資料館館長 岸本豊氏の著書を参考に設定しています。異議・異論ある方いらっしゃいましても暖かくスルーしてください。
写真はタップまたはクリックするとすべてとはいえないかもですが拡大表示されるようにしています。
- 中山道69次の47番大湫宿情報
- 各史跡について
- 取材日
- 写真とコメント
- かくれ神坂
- 平六坂
- 平六茶屋跡
- びやいと茶屋跡
- 紅坂一里塚
- 紅坂のぼたん岩
- 黒すくも坂
- 三社灯籠
- 藤村高札場跡
- 深萱立場本陣跡(加納家)
- 深萱立場・深萱追分
- 馬茶屋跡
- 中山道 十三峠
- 三城(みちじろ)峠・ばばが茶屋跡
- 茶屋坂
- 下座切場跡
- 中山道境
- 大久後の向茶屋跡
- 観音坂
- 十三峠 新道坂
- 灰くべ餅の出茶屋跡
- *大久後の観音堂跡と弘法様
- 十三峠 権現坂
- *炭焼立場跡
- 吾郎坂
- *権現山一里塚(県史跡)
- 十三峠の巡礼水
- 十三峠 びあいと坂
- *阿波屋の茶屋跡
- 尻冷しの地蔵尊
- しゃれこ坂(八丁坂)
- 童子ヶ根 碑
- *宗昌寺
- 大湫宿江戸口跡
- 大湫白木番所跡
- 三浦家住宅(菊屋)
- 丸森(国登録有形文化財)
- 旧森川訓行家住宅
- 大湫宿本陣
- 問屋場跡
- 脇本陣
- 大湫神明神社(県天然記念物)
- 高札場跡
- 大洞口の馬頭様・広重の画地
- 琵琶峠 石畳 東入口
- 琵琶峠 休憩所
- *琵琶峠 見晴らし台
- 中山道 琵琶峠 馬頭様
- 琵琶峠 峠の文字碑
- *八瀬沢一里塚
- 琵琶峠 西入口 碑
- 北野沢の廻国塔
- 馬茶屋跡
- びやいと茶屋跡
- 大湫宿前半史跡めぐっての感想
- 大湫宿宿内史跡めぐっての感想
- 個人的に未踏破な史跡
- 個人的に行ったまたは行っておきたい地点のマップ
- 参考にした資料
中山道69次の47番大湫宿情報
基本情報
引用元:Amazon.co.jp: 中山道69次を歩く 究極の歩き方120(改訂版) : 岸本 豊(中山道69次資料館長): 本
本陣位置
高札場位置
▼間の宿藤村の高札場
▼大湫宿
無料駐車場位置
- 深萱周辺 https://maps.app.goo.gl/C7atgKYu9TMJDpSF6
- 大久後 https://maps.app.goo.gl/zLgrpwoRVXLDUBxcA
- 宿内本陣跡地 https://www.google.com/maps?cid=7836241054803655329
- 宿西高札場近く https://maps.google.com/?cid=51239202301398320
周辺の宿泊施設
各史跡について
できるだけ江戸方面から近い順または見て回りやすい順に掲載しているつもりです。また位置情報は記事下の地図にまとめて入れておくのでご参考ください。
取材日
2024年5月4日
写真とコメント
それぞれの位置情報は記事下の地図を参照してほしい。
深萱立場から江戸寄りの範囲は大井宿の圏内という解釈もあるが、このサイトでは参考書籍(中山道69次資料館館長岸本豊氏の著作)に倣って大湫宿圏内として扱う。
かくれ神坂
平六坂
平六茶屋跡
びやいと茶屋跡
紅坂一里塚
完全な形で残っていて嬉しくなる。
紅坂のぼたん岩
玉ねぎのような風化した岩が足元にあるが牡丹の花と表現するほうがきれいだ。日本一踏まれた牡丹と書かれている。
黒すくも坂
三社灯籠
藤村高札場跡
深萱立場本陣跡(加納家)
大井宿と大湫宿の中間地にある間の宿で加納家が立場本陣を司っていた。ほど近くに藤村高札場があった。
深萱立場・深萱追分
明確にはわからないがGoogleマップでは追分と名がつくからには分岐があり、南は恵那あたりへ続いているのではないだろうか。
馬茶屋跡
中山道 十三峠
特に目印は見つけられなかったが概ねこの前後一帯が十三峠である。
三城(みちじろ)峠・ばばが茶屋跡
権現山城など3つの山城を見渡せたことに由来する峠。
みちじろ峠の標柱ととばばが茶屋跡の標柱は同じ地点にある。みちじろ峠の標柱の先には道があるようで行ってみようとは思わないが、仮に行ってみてもそんなに山の中ではないのですぐ平地およびどこかの集落に出会いそうだということが地図を見るとわかる。
茶屋坂
中山道碑が恵那市瑞浪市の市境でもある。
ここらは結構な坂で、自転車に乗っての踏破は厳しく押して歩いた。
下座切場跡
通行する偉い役人に対し、地元の役人が袴姿で土下座して迎えた場所という意味らしい。
参考:中山道・大井宿(その3,十三峠)
中山道境
本来の意味はわからないが現在は恵那市と瑞浪市の境にある。
大久後の向茶屋跡
観音坂
十三峠 新道坂
灰くべ餅の出茶屋跡
*大久後の観音堂跡と弘法様
立場標識あるはず。現在は民家2軒と観音堂
地図
十三峠 権現坂
*炭焼立場跡
権現山麓の湧水を利用した立場の跡。釜戸村建立の立場碑のこる。
地図
吾郎坂
*権現山一里塚(県史跡)
樫の木坂に残る石畳の途中にある
地図
十三峠の巡礼水
十三峠 びあいと坂
*阿波屋の茶屋跡
阿波屋観音の石碑には定飛脚「嶋屋、京屋、甲州屋」、彦根・奥州・越後の飛脚、松本・伊那の中馬業者の銘が刻まれている。
地図
尻冷しの地蔵尊
しゃれこ坂(八丁坂)
童子ヶ根 碑
*宗昌寺
大湫宿を開いた保々宗晶が創建した寺でこのあたりの坂を寺坂という。
地図
大湫宿江戸口跡
大湫白木番所跡
三浦家住宅(菊屋)
丸森(国登録有形文化財)
入場無料で中を見学できる。時間によっては愛想のよい地元の学芸員(?)のおばちゃんと話ができる。そのおばちゃん(といっても実際には数年年上程度なのだが)も中山道マニアで徒歩で全宿歩いたという。中山道好きなら話題は尽きないだろう。
旧森川訓行家住宅
丸森の隣が旧森川訓行家というのらしいが撮影したここがそれなのかよくわからない。とにかく古い建物が結構残っていて素晴らしい。
大湫宿本陣
比宮(なみのみや)、五十宮(いそのみや)、和宮など7人の姫宮降下の際に利用されたとされる。跡地は小学校になったが過疎化により現在は廃校。
問屋場跡
問屋場跡というだけの案内板があったのみ。
脇本陣
白壁に土岐氏の家紋である桔梗の紋があった。大久保長安が土岐氏の娘婿保々家に本陣を経営するよう命じたことによる。
現在も普通に人(子孫かも)が住んでいるので中までは見られない。家紋の写真は撮影したが結構近づいて覗き込むように撮ったので晒すのは遠慮しておく。
大湫神明神社(県天然記念物)
樹齢1200年といわれ樹高60mあったが平成16年の落雷で上部欠けてしまった。で、ぽっきり折れてしまったので樹齢をよくよく調べたら半分程度だったというオチを丸森のおばさんが教えてくれた。さらにその折れた大杉を材料にして大名行列の人形を作り丸森に展示されている。
根本からの湧き水は神明元泉という。「大湫宿に過ぎたるものが2つあり」のひとつ。
高札場跡
大洞口の馬頭様・広重の画地
琵琶峠 石畳 東入口
琵琶峠 休憩所
*琵琶峠 見晴らし台
標高538mは美濃路で最高地点。和宮歌碑など3つの碑が立つが現在は見通し悪い。
地図
中山道 琵琶峠 馬頭様
琵琶峠 峠の文字碑
*八瀬沢一里塚
県史跡。730mの県史跡石畳は日本一の長さがある
地図
琵琶峠 西入口 碑
北野沢の廻国塔
馬茶屋跡
びやいと茶屋跡
一面田畑になっていて痕跡はまったく見つからず、小さい標柱があるはずだが見つけられなかった。
大湫宿前半史跡めぐっての感想
本陣など町中はまったくまだ未踏破であるが、大久後駐車場に駐車して前半(江戸寄り1/3)を巡った。主に標柱であるが史跡の数が半端なく多く、このあと後半もいずれ攻めるが1日かけてなんとか2/3を訪れられるか少々不安になる。
ただそれにしても十三峠を歩いてみて素晴らしい景観が残っていてメジャーな宿場である妻籠や奈良井にはない良さがあって大いに気に入った。
大湫宿宿内史跡めぐっての感想
大火を免れているようで結構古いままの建物が残っていて落ち着いた感じで良いところ。
行ったのが11月末随分寒かったが、夏は涼しいそうだ。とはいえ昔ほど涼しくはなく各家庭にエアコンがあるっぽい。
個人的に未踏破な史跡
- 上記写真のないもの 特に峠道は自動車では通れずなかなか行けない。
個人的に行ったまたは行っておきたい地点のマップ
地図のダウンロード方法はパソコンで地図部分右上の[ ]みたいなのをクリック→地図を別画面で表示→左サイドバー上にある点(・)3つをクリック→地図をコピーまたはKMLをダウンロードでできます。
地図をコピーを選ぶと自分のGoogle Driveに地図がコピーできると思います。KMLでダウンロードをしたあとはそれをCSVに変換する方法は検索して調べてください。
参考にした資料
上記の他にもみどころいろいろ書かれている。
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